小学生の多くが夏休みの宿題として頭を抱える読書感想文。
その書き方を、基礎の基礎からご紹介します!
夏休みの宿題の中で、ニガテな小学生も多い「読書感想文」。
なかなか手を付けられずに、夏休みの最後まで残している子も多いのでは?
今回はそんな読書感想文が苦手な小学生向けに、
読書感想文王道の書き方を、基礎の基礎から紹介いたします!
ちなみにこの書き方については、動画でも公開しています。
記事の最後に動画は貼ってありますので、興味のある方は合わせてご覧下さい。
【①まずは本選び!】
読書感想文は本を選ぶことからスタートします。
保護者や先生が選んだものではなく、自分の目で見て選びましょう。
その際、図書館などで借りるよりは新刊本を買うのが良いです。
図書館だと貸出期限が決まっているので読むのに焦ってしまいます。
新刊本なら自分のものに出来るので焦らずに読むことが出来ますし、
ふせんを貼り付けたりして読み進めることが出来ます。
また本の中には確かに感想文が「書きにくいもの」も存在します。
しかし最初はそういった点にこだわらずに、
自分が納得して選んだ、興味を持って選んだ本にしましょう。
興味があれば、本嫌いでも読み進められるでしょうし、
ある程度の愛着がある方が、読書感想文も書きやすいと思います。
無理やり読まされる本ほど、読書感想文を書きにくいことはありません。
【②メモを片手に読書!】
読書感想文を書く際に多くの子がやってしまいがちなのが、
最初に本を一回読んでから、原稿用紙の前に立つということです。
しかしこれだと、結末くらいしか心に残っていない場合がほとんどです。
それだと原稿用紙数枚を書き上げるのが難しくなってしまいます。
それを防ぐために、読み進めながら気になったところをメモしておきましょう。
作品の中で抱いた感想をその都度書き留めておくのが良いです。
ふせんなどを使って貼っておくのもベストです。
こうすれば後で原稿用紙を前にした時に、
書きたいヒントがたくさんある状態になり、「書くことがない」状態を防げます!
【③4部構成で書く!】
さて、いざ読書を終えたらいよいよ書き始めましょう。
基本的な読書感想文の書き方として、4部構成がオススメです。
1:本を選んだ理由/作品のあらすじ
始めにその本を選んだ理由や、作品の大まかなあらすじを書きます。
だいたい5行前後を目安にして、あらすじを書いていきましょう。
特に審査員や先生がその本を知っているとは限らないので、
なるべく5行程度でどんな話かをうまく伝えられるようにしましょう。
またここで本を読む前の感想を書くと、最後の段落で読んだ後の感想と比較できます。
2:いくつか印象に残ったこと
ここでは本を読むときにメモをしておいた内容を書いていきます。
読んでいて気になった点や大事だなと思ったところを掘り下げていきます。
3:最も印象に残ったこと
4部構成でメインとなるのは、この部分です。
最も印象に残ったことをここに持ってきて、深く考察していきましょう。
内容としては自分のことにつなげられるものが良いです。
4:作者の言いたいこと/自分の今後にどう生かすか
読書感想文の色が最も出るのが、ここになります。
前の段落で掘り下げた一番言いたい感想に対して、
自分の生活にどう生かせるか、へとつなげていくのが定番です。
定番ながらもここをしっかり書き上げることで個性を出すことが出来ます。
【④自分のことを交えよう!】
4部構成の後半で特に重要となってくるのが、
「自分のことを交えて書く」ということです。
例えば、友達を大切にというテーマの本だったら、
自分も今後は周りの友達にやさしくしていこうと思った、という感じです。
読書感想文とは言え、作品の考察や批評なら基本的に誰でも書けます。
しかし、自分のコトならどうでしょうか?
自分のことは本人にしか書けないので、その部分で差別化が出来ます。
同じ本を読んでも感想文は十人十色というわけですね。
以上、読書感想文の書き方について紹介しました。
ぜひ参考にしてみてください!
コンクールをもらっている人は、この「自分のこと」への掘り下げが深かったり、
もっと別の視点から書いていたり、あえて王道の書き方をしていないこともあります。
ぜひこの王道の書き方を押さえたうえで、自分なりのアレンジをしてみてくださいね。
また読書感想文を書く際には、書き方の本を参考にするのもおすすめですよ!
すごく分かりやすいと思ったのは、こちらのちびまる子ちゃんの本ですね。
【通信教育で学ぶのも良い!】
夏休みの期間だけいきなり作文力がアップするのは、正直厳しいです。
日頃から「書く力」を鍛えておくことが何より大切です!
本当なら作文は書いてすぐに、第三者の人に見てもらうのが良いのですが、
親が働いているなど、作文の力を鍛えるのは難しいでしょう。
そこでオススメなのは「通信教育」です。
近くに作文教室のような塾がない人には、特に利用されています。
作文の力を小さい内から身につけておきたい!と思う方は、ぜひ見てみてはどうでしょうか。
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