夏休みの宿題でも定番の、健全育成作文の書き方を紹介します!
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僕は本業で作文教室を経営していますが、夏休みの宿題の中でも
多くの生徒が聞きに来るのが、「健全育成の作文」です。
読書感想文に比べて、何を書けば良いか分からない!という声をよく聞きます。
今回は健全育成の作文の書き方を紹介します。
【健全育成の作文とは?】
健全育成の作文と簡単に言っていますが、
正式名は「青少年の健全育成に関する作文コンクール」というものです。
各地域が主体となって毎年募集している、小中学生向けの作文コンクールです。
子供たちが日ごろ感じていることや考えていることを文章にする機会で、
毎年夏になると学校を通して、小中学生に通知されます。
健全育成の作文は、その性質として「意見文/体験文」の形式になるため、
書く対象は小学4年生以上からと定めている地域も多いです。
テーマについても、環境問題から福祉など幅広く、
年度によって、また地域によって異なるというのも特徴です。
コンクールで入賞となると、日ごろから作文を書いている人でないと難しいです。
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【意見文/体験文の書き方】
それでは実際に、健全育成の作文はどのような構成で書けば良いでしょうか。
実際の例として、「社会問題」をテーマとした意見文という設定で紹介します。
例年テーマは指定されますが、多くの場合で使えるテクニックだと思います。
基本的には「4部構成」が書きやすいです。まとまりごとに見ていきましょう。
①社会の現状や今置かれている状況を書く
例文:「いまや3人に1人が高齢者と言われる時代になり…」
作文の書き出しは難解ですが、始めは現状を書くのがポイントです。
例えばバリアフリーについての意見を書こうとするなら、例文のような切り出し方をすると、
そのあとの段落につなげやすいです。
②実体験を書く
例文:「高齢者をサポートするボランティアに実際に参加してみて…」
意見文も体験文も、ただ机上で考えたことを書くよりも、
実際の経験を通して感じたことや考えたことを書く方が奥行きが増します。
特に実体験は人によってさまざまなので、個性を出せます。
③体験を踏まえた感想を書く
例文:「高齢者は生活をする上での障害が多いと感じ…」
意見文や体験文のメインは、まさにこの3段落目です。
体験を通して感じた感想を持ってきます。
実体験がベースとなっているために説得力が増しますし、
とにかくこの作文を通して書きたいことをたくさん書きましょう。
④今後のこと、もっと良くするにはを書く
例文:「今のバリアフリーはまだ十分とは言えず、これからは…」
意見文をギュッと締める役割なのが、この最終段落です。
読書感想文の記事でも同じことを書きましたが、未来のことを書きましょう。
社会の現状を踏まえて、今後さらに良くするためにどうしたら良いかを書くと、
より深い意見文にすることができます。
社会を変える、ではなく、自分はこうする!でも良いですね。
【どんなテーマが良いか?】
大まかな書き方の流れは紹介した通りです。
この形式で書くことで無難ながらも王道の意見文を書き上げることは出来ます。
でも、そもそもテーマが決まらない!と言う人も多いことでしょう。
ここではテーマ決定のきっかけとなるヒントを紹介します。
・日ごろ考えていること
普段生活していていつも気になっていたことや疑問を持っていること
例:どうして音の鳴る信号機がある?/何のために勉強する?
・夏休みの間に体験したこと
体験したことを取り上げてから書いてみる
例:農業体験をしてみて/家事の手伝いをしてみて
・ボランティアやお手伝いのこと
奉仕活動やお手伝いは体験文の題材としては鉄板
例:地域のごみ拾い/高齢者や児童施設のお手伝い
・人とのかかわりあいのこと
道徳の教科書にヒントがいっぱいあるかも
例:友達の大切さ/あいさつの必要性
いかがでしたでしょうか?
少しでも健全育成の作文のヒントになれば幸いです!
他にも読書感想文など、役立つ記事をあげていますのでよかったら合わせて!
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