国語の文法、特に品詞が覚えられない人必見です!
国語の学習内容の中でも、漢字や読解と違って、苦手な人が多い「文法」。
普段使っている日本語でありながらも、
文法と言うルールのもとで分類するとなかなかハッキリ言える人は少ないもの。
特に品詞は11種類あり、その分類もやや複雑になっています。
今回はそんな中学生のために、品詞理解のためのポイントを紹介します。
【品詞とは?】
品詞とは、日本語における単語を性質やその働きで分けたものです。
例えば「歩く」という単語と「リンゴ」という単語は、
なんとなく同じ仲間ではないってことが分かりますよね?
「歩く」は動作を表すので「動詞」、
「リンゴ」は物の名前を表すので「名詞」というグループです。
これらのグループを理解することで、日本語はぐっと面白くなります!
品詞分類表というのが教科書に必ず載っていますね。
あれをまとめて覚えられれば品詞はもうカンペキなわけですが、
覚えるよりも感覚としてつかんだ方が近道のような気がします。
それぞれの品詞がどのような性質を持っているのか理解すれば、
次第に表を見なくも覚えることが出来ると思います!
【自立語と付属語とは?】
品詞は全部で11種類ありますが、
それをまず大きなくくりで分割するのが「自立語」と「付属語」です。
自立語には9種類、付属語には2種類あります。
ここの理解は言葉の意味をそのまま取ってもらえれば覚えやすいでしょう。
「自立語」とはそれだけで文節を作る単語、
すなわちそれ単体でも意味が通じる単語のことを言います。
例えば、「歩く」とか「リンゴ」とか「とても」とか「こんにちは」とか。
一方で「付属語」はそれだけでは意味が通じない単語のこと。
例えば「~ない」とか「が」とか「は」とかです。
《自立語》
動詞、形容詞、形容動詞、名詞、代名詞、副詞、連体詞、接続詞、感動詞
《付属語》
助動詞、助詞
【活用とは?】
あと品詞を覚える上で重要となってくるのが「活用」ですね。
特に、自立語と付属語の違いをおさえたあと、
そこから分岐していくのが「活用」の有無ですから大切です。
まず、活用とは簡単に言うと、「形を変える」というものです。
英語でも、例えば「be動詞」の「be」なんかは、
主語によって「am」「is」「are」と形を変えていましたね。
まぁこれは想像しやすくするための例ですが、
活用とはそのように本来の意味を崩さない形で変形するということです。
日本語では例えば「リンゴ」というのは、
どのような文においても「リンゴ」という形は変わりません。
しかし例えば「歩く」という動詞は、
その後につくものが例えば「~ない」だとすると「歩かない」になります。
もともと「歩く」だったものが「歩か(ない)」に活用するといった具合です。
このように何かがくっついた時に形を変えるものを活用するというのです。
自立語の中で活用するものは…動詞、形容詞、形容動詞
付属語の中で活用するものは…助動詞
ちなみに参考書で学習したい!と言う方にはこちらがおすすめです!
さて、ここまで大まかに、
・自立語と付属語の違い
・それぞれの品詞の特徴
・活用の有無
を見てきました。
他にも品詞では「体言と用言」とか「修飾語」とか、
少しだけ複雑なものもあります。これについては他の記事に譲りますね。
【古文や英文理解にも役立つ!】
国語の文法って、正直あまり重要視しない先生もいます。
実際、品詞分類表も覚えるのが面倒で、テストでも失点する子が多いところです。
けれど、実は古文や英文の理解には結構つながってくるのです!
英語の文法を理解するには当然、主語と動詞から入りますし、
古文には、(少し面倒くさいですが)活用が登場してきます。
国語の文法でしっかり学習しておくと、そちらの理解もスムーズになりますよ!
確かに面倒くさい分野ではありますが、
ぜひとも習得しておくことをオススメします!
その為には、品詞分類表を丸暗記するのではなく、
イメージしながら感覚で覚えていってくださいね!
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