英語が苦手な人の原因はズバリ「語順」です!

語順がひらめく!中1英語並べかえ問題: 基本英文を完全マスター

語順がひらめく!中1英語並べかえ問題: 基本英文を完全マスター

 

 

 

最近では小学校から英語に触れる機会が多くなりましたが、

中学校に入ってから、英語の成績に悩む人は意外と多いものです。

英語が苦手な人の多くはズバリ「語順」でつまずいているものと思います。

今回はそんな語順が苦手な生徒の為に、記事を書きたいと思います。

これさえ読めば、英語の語順が分かるようになる!はず(笑)

「be動詞と一般動詞」についてです。

 

 

【動詞って何?】

よく英語の授業で耳にする「動詞」という言葉。

動詞とは、文字通り、動作を表す言葉のことです。

例えば日本語で言うと、「走る」「食べる」「あげる」「泣く」など。

どれも言い切り(言葉を伸ばした時の終わり)が「~ウ」で終わりますね。

まずはこの動詞というグループを見分けるクセをつけましょう。

 

と、その前に覚えておいて欲しいのが「主語」という言葉。

主語とは、その文章の主役を表す語のことで、だいたい文の最初に来ます。

英語で言えば「I」とか「You」とか、「My mother」とか。

主語は文の最初に来ますが、動詞はそのすぐ直後に来ると覚えましょう。

(助動詞など例外もありますが、最初はこのイメージで良いです)

 

とにかく英文の基本は、

主語+動詞+α

の順番で成り立っていることがほとんど!

 

そして、英文を読むときや、英文を並び替える時、

とにかく大切になるのが「動詞」を見極めることです。

英語でいう「動詞」は、日本語でいう「述語」とほとんど同じ役割です。

「主語」=「だれが」

「動詞」=「どうする」

という流れになっているので、判断が付きやすいでしょう。

 

そんな「動詞」ですが、英語には2種類存在します。

一つが「be動詞」で、もう一つが「一般動詞」と言います。

 

語順がひらめく!中1英語並べかえ問題: 基本英文を完全マスター

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【be動詞とは?】

be動詞は、「~である」という意味を表すことのできる動詞です。

日本語の述語には4パターン存在しますが、

動作を表す「どうする」以外の3パターンで使うことが出来る万能な動詞です。

「だれがどうする」=一般動詞で表す

「だれがどうである」=be動詞で表す(「Tom is tierd.」など)

「だれがなんである」=be動詞で表す(「Tom is a doctor.」など)

「だれがいる(ある)」=be動詞で表す(「There is a desk.」など)

 

そんなbe動詞ですが、実は種類が5つしかありません!

「am」「is」「are」は中1で習いますね。主語によって選択します。

また「am」と「is」の過去形「was」、「are」の過去形「were」もあります。

これら5つのbe動詞は主語によって形が変わるわけですが、

直前が助動詞などで動詞の原形が選ばれる場合は「be」を用います。

 

さて、そんなbe動詞を使った例文を3パターンだけおさえてください。

肯定文(普通の文)、否定文、疑問文です。

be動詞が出てくる文はたいていこのような作り方をします。

 

《be動詞の肯定文》

You are a doctor./あなたは医者です

《be動詞の否定文》→be動詞にnotをつける

You are not a doctor./あなたは医者ではありません

《be動詞の疑問文》→be動詞を前に出す

Are you a doctor?/あなたは医者ですか?

 

さて、ここで声を大にして言いたいのが、

be動詞の文の否定文と疑問文は、「be動詞をどうにかする」ということです。

否定文の時はbe動詞にnotを付けるし、疑問文の時はbe動詞を前に出します。

be動詞は率先して動いてくれる存在なのです!

 

英語が苦手な人や語順が良く分からないという人の多くは、

be動詞と一般動詞の使い分けと、それぞれ否定文と疑問文の作り方を

しっかり覚えていないことが多いです。

ここでよくイメージで覚えておくのが近道ですよ!

 

 

 

 

【一般動詞とは?】

さて、be動詞の次は「一般動詞」です。

一般動詞は、動作を表すことのできる言葉でごまんとあります。

冒頭で説明した「走る=run」「食べる=eat」などです。

英文では基本的に動詞は1つと決まっているので、

(受け身や現在完了などの)例外を除いては、一般動詞とbe動詞は片方しか使えません。

一般動詞がどれかを見極めるためには単語も覚える必要もありますが、

まずは一般動詞を用いた英文の作り方をおさえておきましょう。

 

《一般動詞の肯定文》

You like soccer./あなたはサッカーが好き

《一般動詞の否定文》→一般動詞の前に「do not」をもってくる

You do not like soccer./あなたはサッカーが好きではない

《一般動詞の疑問文》→主語の前に「Do」をもってくる

Do you like soccer?/あなたはサッカーが好きですか?

 

さて、be動詞の時との違いが分かりますか?

なんと一般動詞の時は、否定文にしろ疑問文にしろ一般動詞「like」は動いていません。

be動詞の時は、自ら「not」の犠牲になり、文頭にも率先して動いていたのに。

一般動詞の時にその「身代わり」となっているのは「do」です。

否定文の時は「do」が「not」を受け持ち「do not(=don’t)」に、

疑問文の時は「do」がわざわざ文頭に立っています。

そう、be動詞と一般動詞の文章の作り方で決定的に違うのはここなのです!

 

この「Do」には、三単現の時に用いる「Does」や過去形の「Did」が存在しますが、

いずれの場合も、「Do」と使い方は一緒です。

be動詞と一般動詞の英文の作り方を混同してしまう人が非常に多いですが、

ぜひとも、

be動詞は否定でも疑問でも率先して動く!

一般動詞は否定でも疑問でも「do」を身代わりにする!

 

そんなイメージでおさえてくれたらと思います。

 

英語のしくみがわかる基本動詞24〈新装版〉

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【6つの文を覚えたら後はその応用!】

と、いうことで無理矢理イメージを定着させましたが、

実際に僕の運営する学習塾でもこの覚え方は好評です。

中学で習う英文の多くは、このbe動詞と一般動詞の区別と、

合計6パターンの文の作り方をおさえてしまえば応用が利きます!

むしろ、ここをおさえないうちに、中2中3で習う英文法に突入してしまうと、

まさしくカオス、とんでもなくこんがらがってしまうでしょう。

英語が苦手で語順が???な人は、まずはこの6パターンからおさえておきましょう。

 

《be動詞の肯定文》

You are a doctor./あなたは医者です

《be動詞の否定文》→be動詞にnotをつける

You are not a doctor./あなたは医者ではありません

《be動詞の疑問文》→be動詞を前に出す

Are you a doctor?/あなたは医者ですか?

 

《一般動詞の肯定文》

You like soccer./あなたはサッカーが好き

《一般動詞の否定文》→一般動詞の前に「do not」をもってくる

You do not like soccer./あなたはサッカーが好きではない

《一般動詞の疑問文》→主語の前に「Do」をもってくる

Do you like soccer?/あなたはサッカーが好きですか?

 

 

 

そして、

be動詞は否定でも疑問でも率先して動く!

一般動詞は否定でも疑問でも「do」を身代わりにする!

ということは絶対に忘れずに!

 

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