高校受験用模擬試験「Vもぎ」と「Wもぎ」の違いって何? 

首都圏高校受験案内2019年度用

首都圏高校受験案内2019年度用

 

 

 

 

 

どうも、現役学習教室塾長のペンギン先生です。

今回のテーマは、多くの高校受験生が、実力判断に使う模擬試験。

その中でもよく耳にするのが「Vもぎ」と「Wもぎ」だと思います。

しかしイマイチ違いが分からない! どっちが良いの? と言う声をよく聞きます。

今回は、そんなVもぎとWもぎの違いと、意外と知られていない裏話についてお話します!

 

 

 

【高校受験における模擬試験とは】

高校受験を控えている中学3年生が利用する模擬試験。

僕の塾生には、夏前と夏後、そして冬頃の3回の受験をオススメしています。

模擬試験の受け方については他の記事に譲るとして、

模擬試験がどのような仕組みや状況であるかを、ご存知でしょうか?

 

まずよく耳にする「Vもぎ」と「Wもぎ」は、主に東京を中心とした模試です。

東京在住であったり、東京の高校を受けたりする人が利用する模試ですね。

噂レベルで、VもぎとWもぎならどっちが良いとか囁かれたりしますが、

一体どのような違いがあるのでしょうか? 細かく紹介していきます。

 

 

【Vもぎの特徴】

Vもぎは、進学研究会が主催している高校入試用模擬試験です。

主に東京都と千葉県に進出しており、Wもぎと並ぶ東京の有名模試です。

実施模試は「都立Vもぎ」「都立自校作成対策もぎ」「県立Vもぎ」「私立Vもぎ」の4つ。

公式HPによると、年間のべ26万人以上が受験している模様。

1回のVもぎの受験料は、4,500円です。(2017年10月現在)

※ただし塾を経由すると割引価格で受験できます。

 

 

【Wもぎの特徴】

W合格もぎは、新教育研究協会が主催している高校入試用模擬試験です。

主に東京都と神奈川県に進出しており、Vもぎと並ぶ東京の有名模試です。

実施模試は「都立そっくりテスト」「都立自校作成校対策もぎ」

「神奈川県入試そっくりもぎ」「特色検査合格もぎ」「私立合格もぎ」

「2年生対象W合格もぎ」の全部で6種類です。

公式HPによると、年間18万人以上が受験している模様。

1回のWもぎの受験料は、4,500円です。(2017年10月現在)

※ただし塾を経由すると割引価格で受験できます。

ちなみにこちらの受験案内は、Wもぎの偏差値や合格基準が採用されているようです。

首都圏高校受験案内2019年度用

 

【大きな違いは?】

ハッキリ言うと、大きな違いはありません。

どちらを受けても良いでしょう。

細かな裏話をするのなら、若干の違いはありますけどね・・・。

 

・斡旋している塾による違い

所属している塾が紹介してくれるのは、教科書会社が勧める模試の方です。

多くの塾は教科書やテキストを専用の業者から取り寄せていますが、

その業者が勧めている模試が、業者によって異なるのです。

・模試結果の若干の違い

試験の結果の出方に、若干の違いがあるのは知られています。

問題のレベルが難しいとか言いますが、そうではなく偏差値に若干のズレがあります。

その理由は、前述の塾生の割合の問題です。

紹介している塾に若干のレベル差があるため、偏差値に微妙なズレが出るようです。

・成績表の見やすさの違い

模試を受けた後に返却される成績表は、VもぎとWもぎでは当然異なります。

ただ、これについては完全に好みと言うことができるでしょう。

なおVもぎの方は「A判定」などの表記があるので、見やすいという生徒も居ますが、

Wもぎの方はグラフが見やすく、受験校の目安も細かいという特徴があります。

  

 

【VもぎかWもぎか】

これらを勘案して、僕が勧める模試の利用法は次の通りです。

塾に通っている場合→塾で紹介している方

塾に通っていない場合、

東京に住んでいる/東京の高校→成績表の好みでどちらかを決める

神奈川に住んでいる/神奈川の高校→Wもぎ

千葉に住んでいる/千葉の高校→Vもぎ

 

いずれにしても好みですが、とにかく「継続して」受けることが大事!

1回目はVもぎで、2回目はWもぎなんてことをすると、成績推移の比較ができません。

そう大きな違いはないので好みで決め、継続して受験するようにしましょう。 

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