子どもも大人も使える問題解決法「観分判」って何?
どうも、ペンギン先生です。
突然ですが皆さん、
テストで良い点数が取れなかった時、どうしていますか?
学校で先生に怒られるようなことをした後、どうしていますか?
そのままにしていたら、きっとまた同じ過ちを繰り返してしまうことでしょう。
自分の問題点を見つけて次に生かすための考察をすることこそ、大事なことです。
(学校でよく書かされる「反省文」もその一種と考えられますね!)
これは大人も同じで、よりよく仕事をこなすためには反省をして次に生かしています。
今回は子供でも使える、問題改善の考え方を紹介します。
【まずはPDCAサイクルを知ろう!】
さて、まず本題に入る前に「PDCAサイクル」について説明したいと思います。
PDCAサイクルとは、物事をより良くしていくための考え方の一つです。
PがPlan=「計画」、DがDo=「実行」、CがCheck=「検証」、AがAction=「再行動」です。
どんな物事も、計画から始まり実行へと移ります。
そしてその後の「検証」を行って、より良い行動へ発展させていくという考え方です。
当たり前のように思えますが、 この「検証」が出来ていない人が意外と多いのです。
ここをおろそかにすると、次の行動に何ら生かすことが出来ず、
同じミスを繰り返してしまう、ということにもなりかねません。
例えば学校の定期テストで、目標の点数が取れなかった・・・。
悔しいはずです。ここで「反省」をして何がいけなかったのか、
次のテストではどのように改善していけば良いのか考える人は、伸びます。
けれども、そうした反省をせずに、次も頑張ろう!と言うだけでは変わりません。
PDCAサイクルは一般的に大人の社会で仕事に使う考え方ですが、
中学生の頃からこの考え方でしっかり動ける人は、成績も伸ばすことが出来ます。
【観分判ってどうやるの?】
さて、このPDCAサイクルを回す上で重要なのは「検証(反省)」であると言いましたが、
実際にどのようにすれば良いのでしょうか?
そこで提案したいのが「観分判」という考え方です。
観分判とは、観察・分析・判断の一連の流れを指すもので、
問題が発生した時の考察をより深めるための方法とされています。
「観察」では、自分の問題点は何か? 目標に対する誤差は何か?を見極めます。
例えば定期テストの例でいえば、目標を80点と定めていたのに、
60点しか取れなかったとしたら、20点の差が足りないということになります。
続いて「分析」では、上の観察で見つけた誤差がなぜ生じたかを突き止めます。
要するに、問題点の原因は何かを探っていくわけです。
ここでは「なぜ?」という質問を繰り返して、原因を追究していきます。
例えば例の場合だと、
問題点「20点が足りなかった」
なぜ?→「テスト前にワークを完璧にやらなかったから」
なぜ?→「ワークをやる時間がなかったから」
なぜ?→「勉強をせずにゲームをしてしまったから」
なぜ?→「事前に勉強計画を決めていなかったから」
このように掘り下げていき、「なぜ?」がこれ以上できなくなったところが、
原因ということになります。この場合は、勉強計画をしていなかったからですね。
最後に「判断」では、分析で判明した原因を解決するための方法を考えます。
この場合、勉強計画をしなかったことで20点足りなかったわけですから、
次回からはきっちり勉強計画をしよう!というのが判断になります。
こうした観察・分析・判断の一連の流れを通して、
PDCAサイクルの検証を行うことが出来ます。
最初は難しいかもしれませんが、これに慣れると問題解決力がぐーんと増します。
かくいう僕の経営する塾でも、反省文を書かせるのは先生的にも生徒的にもネガティブなので、
こうしたポジティブな問題解決法を用いて、次に生かすように促しています。
【反省すれば次はもっと成長できる!】
今回紹介したPDCAサイクル、観分判という考え方は、
社会人のみならず、中学生以上なら充分に使える考え方だと思います。
まぁ、このような考え方のルールに則らなくても、
自分なりに頭の中でこうしたサイクルが出来てる人は少なからずいるんですけどね。
僕が見てきた限り、そういう人は勉強にしろ仕事にしろ伸びていると思います。
今の時代、パソコンや電子機器でさえ、バージョンアップというものがあります。
よりよく、便利にするために、改善していくわけです。
機械に負けるわけにはいきませんよね。
勉強も仕事も、反省を生かしてどんどん成長していきましょう!
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