高校受験生は、模試をどのタイミングで受けたらよいか?
どうも、ペンギン先生です。
季節も夏から秋になると、いよいよ本格的に受験を考えだす生徒が増えます。
受験生活で気になるのが「模試の活かし方」について。
今回はそんな模試について、受ける回数やタイミングなどオススメの利用法を紹介します。
【模試は3回受けるべし!】
結論から申し上げて、模試は「3回」受けるのがベストだと思います。
いや、もちろんそれ以上受けるのも問題はないんですけども、
1回の料金が4,500円程度とそこそこ高額なので、それを考えると3回がベストかと。
そもそも模試と言うのは、日頃の学習の成果を見るのと同時に、
継続して受けることで、成長しているかどうかを比較することが出来ます。
長い受験生活では、こうした模試の結果がヤル気につながったりもしますよね。
3回がベストと言っているのは、単にタイミングの問題です。
「現状の学力」→「勉強した成果を確認」→「最終学力/志望校決め」
という流れを考えると、最低でも3回受けるのが良いな、と思います。
時期については次の項目で紹介します。
【適切なタイミングとは?】
私が塾の生徒にも勧めているオススメの模試のタイミングは、
①夏前(7月頃)/②夏後(9月頃)/③冬頃(12~1月頃)
以上の3回です。なぜでしょうか?
①夏前(7月頃)
志望校が最初から決まっていて、ガッツリ勉強をしているという人を除いて、
この時期はまだ部活が終わってなかったりで、ほとんど勉強できていない人が多いもの。
この時点でまず、実力と言うか地力を測るためにも模試を受けてみましょう。
ここでは成果を出すというよりは、学校ではない会場で受ける試験の雰囲気や、
今自分がどれくらいの位置にいるのかを把握する目的です。
②夏後(9月頃)
多くの生徒が受験勉強に時間を割くのが夏休みです。
夏休みは約30~40日あり、定期テストも無いため受験勉強にはうってつけ。
ここで勉強した成果をぜひとも模試で確認したいものです。
ただし、数学や英語などは一挙に成績が上がりにくいものです。
夏前との得点アップが無かったからと言って、落胆しない方が良いでしょう。
一方で理科と社会は暗記物なので、やった分だけ成果がすぐ出やすいです。
③冬頃(12月~1月頃)
冬頃に受ける理由は、最終調整のためです。
ここでの成績によって、志望校はここで良かったかどうか判断します。
実力が足りなそうならレベルを下げる決断もしなくてはなりません。
お金やスケジュールの都合で1,2回しか模試を受けられない場合でも、
この時期の模試は絶対に受けることをオススメします。
【模試を受ける時の重要なポイント】
〇途中で受ける模試の種類を変えない
先に述べた通り、模試は何回か受けることで成果の経緯を見るものです。
場所や企業によって何種類かの模試が開催されている場合がありますが、
極力おなじ模試を一年通して受けるようにするべきです。
模試ごとに平均点や難易度なども異なるので、
しっかりした成績推移を把握したいのなら、同じ模試を受け続けるのが無難です。
〇当てずっぽうでなるべく答えない
これについては賛否両論ありそうですが、
私は塾の生徒には、模試は勘で答えたりしない方が良い、と伝えています。
理由は、いわゆる「まぐれ当たり」等によって、正しい成績が測れないためです。
仮に勘で当たった問題によって偏差値が上昇し、
それを信じ込んで志望校を選び、実際にはそこまでの学力が無かった、なんて
悲惨なことにもなりかねませんからね。
なるべく勘で答えない方が、的確な成績を出すことが出来ます。
〇模試の結果はよく考察する
模試の結果は本人にとっても保護者にとっても、とても気になるものです。
しかしその結果を見るだけ見て「ふーん」「へぇー」で終わらせてはもったいない。
高いお金を払って受けているのだから、自己成長につなげましょう。
模試の結果をきちんと分析し、どこが弱点なのか、どこを伸ばせばよいのか、
志望校へは後どれだけ必要なのか、そうした点を吟味してみましょう。
模試を受ける意味を考えれば、この分析こそが大事であることに気づくはずです。
以上、中学3年生の模試の受け方についてでした。
模試は確かに価格も高めですし1日潰れてしまいますが、受ける価値はあります。
ぜひとも模試を生かして、志望校合格を目指しましょう!
コメントを残す