中学生でニガテな人が多い「リスニング」対策についてです。 

英語リスニングの基礎―高校入試対策 (10日間完成)

英語リスニングの基礎―高校入試対策 (10日間完成)

 

 

英語の試験でも、多くの人が勉強に困ると言われているリスニング。

勉強しなくても「なんとなく」聞き取れるので、当てずっぽうで当たることもありますよね。

でも、中学の定期テストにしろ、高校受験の入試にしろ、

リスニングは英語の試験の中でも、意外に重要なウェイトを占めています。

そこで今回は、英語を学ぶ中学生向けに、リスニング対策を紹介します。

定期テストで点数を底上げしたい人リスニングの勉強方法を知りたい人は、

是非最後まで読んで、参考にしてみてください。

 

 

【リスニングとは?】

リスニングとは、英語学習の項目の一つである「聞き取り」を意味します。

英会話のシーンや英語のアナウンスを聞き取って、正しく問題に答える必要があります。

英文法は得意でも、英語を聞き取ることが苦手な子や、

ライティングやリーディングはできても、リスニングはニガテと言う人も少なくありません。

 

中学の英語の定期テストでは一般的に、1割~2割ほどリスニング問題で、

同様に高校入試でも、1割~2割ほどのウェイトを占めています。

また英検やTOIECなどでも重要視されている項目でもあります。

ニガテな人の多いリスニングですが、

リスニング問題を制することで、各試験の点数の底上げを図ることができます。

今回は、短期間でリスニングの点数を効率よく上げる5つのコツを紹介します。

 

 

 

 

【リスニングのコツ】

 

①声に出して英文を読む習慣を付ける

リスニング対策としてとても有効とされているのが「音読」です。

自分で発した英語が耳に入るため、自然と英語に慣れることができます。

学校の教科書や英語の物語で良いので、英語を読む習慣を付けましょう。

テスト勉強時にも英語は発音しながら学習すると効果的です!

 

②洋楽や洋画で英語を聞く機会を増やす

日本人は、英語を聞く機会がほとんどないと言われています。

そんな中で、テストでいきなり英語を聞くというのはかなり至難の業です。

洋楽や洋画を聞くなどして、日頃から英語に触れておくだけでも結構違います。

耳を英語に慣らすことが目的なので、英語の意味をカンペキに理解しようとせず、

英語を聞く習慣を付けていきましょう。

 

③問題の最初の3語を確実に聞く

リスニングの問題で重要なのは、質問の「最初の3語」です。

どんなリスニングでも、英文や会話が流れた後に「Question」が流れますが、

この最初の3語は、決して聞き流さないようにしましょう。

なぜ最初の3語が重要かというと、最初の3語には原則として、

疑問詞(WhatやWhere、DoやIsなど)+主語+動詞

が含まれているからです。特に疑問詞を聞き取ることができれば、

「Whereだから場所を聞いている」「DoだからYesかNoで答える」と分かります。

また誰の動作であるかを表す、主語と動詞も肝心です。

 

④意味よりもイメージで解く

リスニングは、英語を習いたての中学生だとどうしても意味を追ってしまいます。

英単語から意味に変換している間にも、リスニング音声は流れるため、

理解が追いつかないままにどんどん進んでしまって結局、意味不明、なんてことも。

英語の聞き取りは、意味を理解するよりも「イメージ」することが大切です。

聞き取れた単語から状況を理解し、どんな話が展開されているかイメージするのです。

英語から日本語に変換する手間を省くことで、スムーズに解くことができます。

 

⑤1回目で見当、2回目で確定する

リスニングが一般的に2回読まれることを利用して、取り組みようにしましょう。

1回目の放送は「状況把握などの見当をつける」ことに専念します。

聞き取れた単語から、どのような状況なのか誰が出てくるのかを把握します。

その次に流れる問題(Question)で何が聞かれているかを理解します。

それを踏まえて、2回目の放送で「問題の答えを探していく」作業に入ります。

例えば問題で「Where She plays the piano?」と出題された場合には、

「play」や「piano」というキーワードに着目して、2回目の放送を意識します。

 

 

【リスニングにおすすめの参考書】

リスニング問題を沢山解くには、専用の参考書を買うのが手っ取り早いです。

短期集中と言うよりは、長い時間をかけてコツコツ聞けるようになるものですが、

テキストを1冊やり切った頃には、だいぶ力が付いていることでしょう。

特にオススメなのは、こちらの高校入試対策「英語リスニングの基礎」です。

10日間完成シリーズで、短い時間で効率よく学ぶことができます。

英語リスニングの基礎―高校入試対策 (10日間完成)

英語リスニングの基礎―高校入試対策 (10日間完成)

 

 

もう一つ、こちらはTOEICの対策用テキストではありますが、

中学英語の内容なので、高校受験の際のリスニング対策に使えるテキストです。 

TOEICは、大学生や社会人が英検に代わって受けることの多い資格試験ですが、

リスニング問題が極めて多いので、高校受験にも活用できます。

新TOEICテスト 中学英語リスニングで600点!

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 以上、リスニングのコツをまとめて紹介しました。

英語は多文化の言葉なので、初めは聞き取るまでに大変かと思いますが、

こうしたコツを踏まえて日頃から取り組めば、いつの間にか聞けるようになります。

リスニングを制して、テストや試験の得点アップを目指しましょう。