国語の問題でよくでる記述問題についてのポイントです! 

高校入試の国語の問題の中で、記述問題に苦戦したという人は少なくありません。

だいたい150~200字程度の作文で、何を書いたら良いのかな?と、

迷っている内に、他の所を解ききれずに時間切れ……なんてことありませんか。 

そこで今回は、入試時などに役立つ、200文字程度の作文について書き方を教えます。

【入試の記述問題とは?】

僕が作文を指導している地域の東京都立高校では、毎年200字程度の作文が出ます。

基本的に、説明文を読んでその話に沿った内容で意見を書かせるものです。

(時々、物語文の方で出題されて、気持ちを書く問題もありますが……)

説明文・物語文・古文漢文・漢字という内容量の多い国語の試験では、

この作文にそんなに多く時間は割けません。

とはいえ、約1割ほどの配点があるため、必ず対策する必要があると言えます。

そこで、どんな問題でも使える「構成」のポイントを紹介します。

短い作文の時の構成だけ頭に入れておけば、スムーズに書けること間違いなしですよ!

【短い作文は2段落構成で書く】

高校受験の時の国語の試験における200字程度の作文には「2段落」がオススメです。

原稿用紙2枚とか文量のある作文なら、起承転結など4段落が推奨されますが、

200字程度であれば、2段落で充分です。

具体的に2段落とは、

1段落目:体験や見聞

2段落目:意見

たったこれだけです! とはいっても、やみくもに書くのではなく、

多くの場合は、「本文を踏まえて」という条件が付いていると思うので、

説明文の内容や筆者の言っていることに沿った内容で書く必要があります。

こうした段落構成を押さえておくだけでも、短文の作文は書きやすくなります。

2段落なら、書き出しの1マス下げを2回行えば良いです。

この2段落を意識して書くと、スムーズに書くことができますよ!

【記述問題は減点方式!】

多くの場合、入試における作文や記述問題は減点形式です。

初めに持ち点があって、そこからミスするごとに失点していくスタイルですね。

例えば都立入試なら、国語の記述は10点の配点があり、そこから減点方式です。

減点されないためには、以下の点に注意しましょう。

・字数は適切か(200字なら7割以上は書きたい!)

・誤字脱字は無いか

・主述の一致や文章はおかしくないか

・論旨の一貫性はあるか

【国語の作文で得点を稼ぐ3つのポイント】

2段落構成以外にも、国語の入試問題で失点しないポイントはいくつかあります。

①筆者の主張に沿って書く

国語の入試では、記述といってもただ自分の好きなことを書けば良いという訳でもありません。

たいていは説明文のところで記述が出題されるわけですが、

その本文で書かれている筆者の主張を踏まえて書くことが何より大切です。

筆者の主張を踏まえたうえで、大きくそれずに、自分の意見を上乗せしましょう。

無理に筆者の意見に反対するよりも、筆者の意見に沿って書くのが無難です。

②1文1文チェックする

例えば、全部書き終えた後に誤字が見つかって、全部書き直さなきゃ!という経験、

誰にでもありますよね? 入試ではそんな時間ありません。

なので、文1文書きながら、必ず文章のチェックを行いましょう。

そうすることで減点項目を回避することができ、書き直しもせずに済みます。

③軸を決めて書き出す

いきなり解答欄に書き出す人がいますが、書く前にメモをしましょう。

筆者の主張は何か? 自分が書く体験や見聞は何か? 意見をどうつなげるか?

こういった「軸」を定めることで、作文はぐーんと書きやすくなります。

論旨の一貫性にも気づきやすくなり、筆者の主張を踏まえた意見を書くことができます。

いかがでしたでしょうか?

都立入試において記述問題は、10点ももらえるポイントです。

2段落構成や減点の回避などに気を付けて、得点を積み上げていきましょう!

国語は問題集を1冊買って、シミュレーションしておくだけで自信になりますよ。