中3の定期テストで出題されやすい魯迅『故郷』の予想問題をまとめました。 

どうも、ペンギン先生です。

魯迅の「故郷」は毎年中学3年生が定期テストで頭を抱える作品でもあります。

実際、私の教えていた塾の生徒もよく聞きに来ました。

そこで今回は、定期テスト前に確認したい問題をまとめてみました。

ぜひ参考にしてみてください!

【『故郷』の内容読解】

「故郷」の内容読解については、別の記事で書いています。

こちらは文章を理解するうえでとても大事なので、合わせてご覧ください。

【中3国語】魯迅『故郷』を読解するための5つのポイント

【国語の定期テストの勉強方法】

受験にも直結しやすい中学3年生の定期テスト。

国語の勉強はおろそかになりがちですが、入念に勉強しておきましょう。

・教科書は5回読んでおく

→何度も読んで理解することが必須。つまずいたら意味の確認をする。

・漢字はすべて完璧にする

→漢字はノートに練習し、書けない漢字を減らしていきましょう。

・学校のプリントやノートを転記する

→国語は先生によって多少出題の仕方が異なるので、授業のノートが重要です。

 プリントやノートを再度書き写すことで、授業内容を再度理解しましょう。

【『故郷』の予想問題~読解~】

「故郷」の問題は、主に以下の2場面をよく勉強しておく必要があります。

・ルントウとの回想場面

・故郷を後にする私の考え

この2点を重点的に勉強しておくことで点数につながります。

更に余裕があれば、故郷を訪れるときの場面もよく読んでおきましょう。

◆ルントウの心が「神秘の宝庫」とは何を表すか?

→ルントウが私の知らないことを沢山知っていることに対するあこがれ。

 ルントウが海辺にいるとき、私の遊び仲間は高い塀の中庭から空を見上げるような

 そんな恵まれていても自由かつ活発に遊べない私との対比。

◆ルントウの再会時「喜びと寂しさの色」とは何か?

→ルントウも私と再会できたことに喜びを感じているものの、

 今は境遇の違いから以前のように親しくできないこと。

◆私が無意識のうちに身震いしたのはなぜか?

→ルントウが自分に対して、うやうやしい態度・他人行儀をしたことに対して、

 悲しい思いをしたとともに衝撃を受けたから。

◆私と母がはっと胸をつかれた理由は何か?

→私とルントウは互いに隔絶してしまったが、

 ホンルとシュイションの心とは通い合っていることに気付いたから。

◆私の望む「新しい生活」とはどんなものか?

→境遇をどうにかしたいと無駄の積み重ねで魂をすり減らす私のような生活や、

 境遇に打ちひしがれて心がマヒするルントウのような生活や、

 境遇のせいでやけを起こして野放図に走るヤンおばさんのような生活ではなく、

 互いに心が通じ合うような生活のこと。

◆「彼の望むものはすぐ手に入り、私の望むものは手に入りにくい」とは何か?

→ルントウの望むもの・・・香炉と燭台

 私の望むもの・・・若い世代に新しい生活を過ごしてほしいという希望

◆新しい生活を手にするためにはどうしたら良いか?

→もともと地上には道はないので、歩く人を多くして道を作る必要がある。

 つまり、私のように考える人が増えていくことで新しい生活は実現する。

【『故郷』の予想問題~言葉~】

小説を理解するうえで、分からない言葉を無くしておくのはとても大事なことです。

特に「故郷」は難解な言葉も多いので、意味を押さえておきましょう。

・寂寥の感→わびしい感じ、さびしい感じ

 ここでは、故郷に帰った私の感情。陰気で貧しい感じの風景描写が描かれる。

・うやうやしい→へりくだって丁寧である

 ここでは、再会したルントウが私に対して敬意を表した描写。

・他人行儀→他人のように接する丁寧な態度

 ここでは、再会したルントウが私に対してした態度。

・野放図→勝手気ままでずうずうしいこと

 ここでは、ヤンおばさんのように境遇に狂ってしまった人のこと。

【『故郷』の予想問題~漢字~】

「故郷」に出てくる漢字は、いずれも重要なものばかりです。

作者の名前である「魯迅」もよく書けるようにしておきましょう。

・溺愛(できあい)

・慕う(したう)/慕情(ぼじょう)

・機嫌(きげん)

・帽子(ぼうし)

・貝殻(かいがら)

・渇く(かわく)

・畜生(ちくしょう)

・滑る(すべる)

・蔑む(さげすむ)

・嘲る(あざける)

・お辞儀(おじぎ)

・痩せる(やせる)

・崇拝(すうはい)

この辺りが間違いやすく出題されやすい感じになります。

送り仮名や線のあるなしに注意して、何度も練習しておきましょう。

以上、「故郷」に関する定期テスト前に確認したい問題でした!

受験にかかわる定期テストの点数底上げに、ぜひご活用ください。